右クリック

最初の職場で始めて「お守り」をしたのは、某世界的事務機貴会社IBM
9370(きゅーさんななまる)
という中型計算機でありました。

学生・院生の時には、某N社の9801を使っていたので、なんとも「遅い」機械だなぁ、と、思いました。

メモリが16MB、ハードディスクは800MB、それでも、同時に20人くらいが利用できるのでした。
「遅い」のですけど、それ以上遅くならずに、同時に20人が利用できる、ということですな。
パソコンなら、1人しか利用できません。
どっちが効率的かな~

当時の職場のパソコンは、某世界的事務機貴会社製品ばかり。
  そうそう
  森進一が宣伝したIBM PCが40台、ネットワークでつながってました
MS-DOSが動いていたので、まぁ、コマンド使いであるわたしは、それほど困りませんでした。
キーボードを見ないで平仮名、英数字、入力する、タッチメソッド…ブラインドタッチは差別用語だとか…完璧にできるようになったのは、何を隠そう別に隠すものは無い、某世界的事務機貴会社製のキーボードを使うようになったから、なんですな~
すげー、しっかりした作り、さすがに、タイプライターを作っていた会社です。
日本製品はへにょへにょでした。
…もちろん、後に発売された某世界的事務機貴会社製品のキーボードも質が落ちてヘニョ~へにょ~になりましたけど…

その次にお守りをしたMacintoshたちのキーボードは、なんとも、ふにゃふにゃしてました。

そうそう、窓たちの表計算ソフトウェアがバージョン5になったとき、ある教員に呼ばれて、見に行きました。
その教員いわく、とにかく、すごい、使いやすい、というの、で、す、よ。

でも、すごいというより、なんで窓たちの中に「Macintoshの世界」が展開されているのか、不思議でした。

それはそれとして。
以来、Macintoshで講習会をしたり、演習をしたりしてきているのですが…

いつも、決まって、
右クリックできない
と、言われるのですね。

右クリックねぇ。
確かに、Macintoshのマウスは、ボタンが1つだけ。
 そうそう、Sunワークステーションでは、3つボタンだった

ちなみに、わたしが使っている、トラックボール
ボタンが4つあります。
右クリックできるボタンは2つ

どっちの右クリック?


そもそも、操作だけを記憶するからダメなんですよね~
機能に着目しないと、ね~

コンテキストメニュー、というのです、はい。
その場の状況に応じて表示されるメニュー、です、はい。

だから、デスクトップで、ファイルのアイコンの上で、フォルダーのアイコンの上で…、「右クリック」すると、出てくるメニューが違うでしょ?

その機能を実現する操作が「右クリック」になっているのが窓たち。

まぁ、解説書も悪いんだろーけど。

Macintoshにも、コンテキストメニューはありますよ~ん
実現する操作が「右クリック」ではない、だけ、です、はい。

ちなみに、わたしが使っているマジックマウスでは右クリックできるけど…

はて、さて。
今年の学生どもは、右クリックと言わなくなるのだろーかね~
…テキスト、読んでない、とか…ううっ