小さな花ども、2

こんな小さな花でもちゃんと春になると咲くのですね。
ちいさな復興でもいいから、成し遂げてもらいたい。





わたしの友人で、車いすを常時使っている人が居ます。
彼は、よく、「えらい人」に声をかけられます。

「がんばってください」

いつも、彼はその後で言います。

「こんなに頑張っているのに、あと、何をがんばればいいのだ!?」




今度の震災で被災した人々は、当然、頑張っているのですね。
日本だけでなく、世界中から「がんばれ」と言われているのでしょう。
でも、

「あと、何を頑張ればいいのだ!?」


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職場サクラ
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みのるちゃん(わたしの母親)は、パーキンソン病です。
車いすで移動させます。
歩く時には、手を取って、調子を取って、できるだけ自力で歩かせます。
決して、「がんばれ」とは言いません。
みのるちゃんは、がんばっているのですから。


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みのるちゃんを、病院に連れて行きます。
理解の無い看護師は、「認知症」と勘違いしてくれます。
身体を動かしたい、動かそう、と、誰よりも思っています。
でも、動きません。
ただ、それだけです。



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ユキヤナギとわたし


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超広角レンズ、ネコ目線



また、ひとつ、ため息。