会場封鎖!

大学入試センター試験、の、前日ですな。

わたしは、共通一次試験、の、1回目と2回目を受けました。
何しろ、受験が好きなもので…はいはい。

日本を支えているほとんどの人々が、この「共通試験」を受けている、ということですなぁ~

前の職場では、設立にちょっと関わりました。
最初の入学生を受入れる試験は、設立の時期だったので、センター試験には間に合わず。
独自に「総合学力試験」という不思議な試験だけで入学生を決めました。
これが、また、すごい試験で…
何を測定しているのかよくわからない試験で…
入学してきた学生たちは、よくこれだけバラバラな学力の学生が集まったなぁという位、すごかったんだすよん。

共通試験である程度の点数をとった学生たちだけを入学させると、「そろっている」学生さんたちで一杯になります。
そうすると、授業がラク、なんですな~
学生たちの学力がバラバラだと、授業はたいへんです。
わたしは、バラバラの方が楽しいのですけど…
…バラエティはチカラだ!

2期生たちは、センター試験で輪切りにされていました。
きんたろーあめ、みたいで、授業はわたしには面白くありませんでした。

そうそう、ある私立大学で、面接試験だけで入学生を決めていた時期があったとか。その面接試験でも、高校の成績等に関する資料をいっさい使用せずに、面接試験官3名のうち、2名がOKを出したら合格、させていたそうですな。
すると…
学力がバラバラで、授業が大変、になったそうです。
1つのクラスに、英語はできるけど、数学はダメ、とか、国語はいいけど英語はダメ、とか、バラバラな学生たちがいる訳です。
あまりにも大学での授業が大変なので、数年で止めちゃったとか。

ところが、学内の学園祭といった行事やサークル活動は、かなり活気づいたらしいのですよ。
それと、卒業生が就職してから、就職先の人事課の人たちが大学を訪問した時、めちゃくちゃほめていたとか。

優れた人材を世の中に送り出す、という点では成功した訳ですな。
ただし、大学の授業はしっちゃかめっちゃか。
痛し痒し、ですなぁ~

前任校の1期生たちの中には、SEやプログラマーになった指導生が(多分半数くらい)いましたね、文系学部なのに。
ショッピングモールのマネージメントしているのもいました。
入ってくる時もバラバラでしたけど、就職先もバラバラ。
2期生以降は、営業が多かったかな~
…あくまでも、わたしの20名くらいの指導生の場合ですけど。

さてさて。
センター試験の前日、です。
受験生たちは、会場の下見に行くはずです。
下見が一段落した頃、当日の試験官とその補助者たちは、ひと仕事あるんですよん。
当日の注意事項を確認する、だけでなく、会場の「環境整備」もするのですなぁ~
「七つ道具」を渡されて、会場に入ります。
その「七つ道具」の1つに、「消しゴム」があります。

机の落書きを消すのです。

まぁ、みっともないし、「カンニング」と勘違いされる可能性があります。
それにしても、よほどつまらない授業を受けているのでしょう。落書きはたくさんありますです、はい。

落書きを消しながら、受験番号が書かれたカードを机に貼り付ける、黒板がちゃんと消されているかチェックする、みょーなゴミや忘れ物がないかどうかチェックする…等々
さらに、暖房や(大きい会場では)マイク・スピーカー、照明等をチェックして、最後は、会場に鍵をかけます。

つまり、会場封鎖ですな…
ま、「びっくりまーく」をつけるほどのタイトルではないか…