日本で一番汚いけんきぅしつ
毎年、この時期に思う事、なんですけどね…
前任校は、青森市にありました。
青森市と近隣の市町村がお金を出して作った大学でした。
お金を出している訳で、市民・町民・村民の方々が、見学に来られます。
見学コースの中に、わたしの研究室が入っていました。
というのも、毎日ゐる、ドアを開けっ放しにしている、というような理由もありまして。
案内する事務の方が、
「ここは、日本で一番きたない研究室です」
と、紹介してくださいました。
「あら」
「まぁ」
という声が漏れます。中から、わたしが…
「はーい、一番きたない研究室でぇ～す」
と、返事をします。
とはいえ、今の研究室よりは遥かに「きれい」だったのですけど…
で、今の、研究室は…
いちおー、通路はあります。
わたしは、ああ、地震だなぁ～、と、寝ていたのですが…
というのも、東北地方で育ったわたし、地震などしょっちゅう経験していましたから…
おおっ、横に揺れている、回っているぜ、といった感じで、揺れを楽しんでしたりして…
寝ぼけた頭で、うほっ、書類どもが大変かも…、と、考える余裕が出てきたのは、昼過ぎです。
大学に出てきてみると…
通路がありませんでした。
ま、めげずに、積み直しまして、現在に至る、と、いうことです。
ちなみに、傑作だったのは…
院生室の食器棚です。
微妙なところでコップが頑張っていました。
根性のあるコップです。
院生が、100円ショップで購入したものでした。
このくらいの根性、今の学生・院生にあるかどうか…
おいおい、研究室はどうなってんだ？
はい、今年も、このままです…
がははっ
